経済産業省『未来の教室』実証事業 STEAM Library構築(2021年度)
経済産業省『未来の教室』実証事業 STEAMライブラリー構築(2021年度)
HLABは2011年以来、高校生向けサマースクールの中で、「リベラルアーツ・セミナー」と称して、大学での学びを体験できる双方向型のセミナーを高校生に向けて実施してきました。様々なテーマや教材の開発を行ってきたノウハウを活用し、STEAM教育の新たな映像教材を制作いたしました。本事業は、経済産業省『未来の教室』事業の一環であり、HLABはその事業者として採択されました。
・ゴール
HLABの作成するSTEAM Libraryの教材では、身近なものを学びに変えることをコンセプトに「合意形成」と「イノベーション創出の対話」について焦点を当てます。
テーマ①合意形成: 身近な例、そして社会の事例の合意形成を紹介していくことを通し、学級活動や修学旅行先決めなど自分の生活に直結している場面、そして地域課題の解決など人生を通して遭遇するであろう場面の両方で、合意形成を行うことができる人材を育てたい。
テーマ②イノベーション創出: 気候変動という世界規模の課題をテーマに、イノベーション創出の手法を用いて、個人が取り組める手法を考える。普段と異なる頭の使い方をすると同時に、身近ながらも世界規模の課題について目を向け、パブリックマインドを持った人材となってもらうことを目指す。
・実施内容
日本全国の子どもたちに使ってもらえる教材を作成し、教科にとらわれない、横断的、総合的な問題解決の能力を育むきっかけづくりを行うため、以下の教材を制作いたしました。詳細な内容はSTEAMライブラリーウェブサイトをご確認ください。
対立する意見をどうまとめていくか?~合意形成を学ぼう~(全6コマ)
・未来の教室について
経済産業省では新しい学習指導要領のもとで、1人1台端末と様々なEdTech (エドテック)を活用した新しい学び方を実証する「未来の教室」実証事業を、 2018年度から全国の学校などと進めています。
未来の教室ページ:https://www.learning-innovation.go.jp/
・STEAMライブラリーとは
経済産業省では、子ども達が「未来社会の創り手」に育つきっかけを提供すべく、産業界や研究機関等と連携し、学際的で探究的な学習のための多様なデジタルコンテンツを開発し「STEAMライブラリーVer.1」として2021年3月に無償公開しました。
その後、全国の学校関係者によるフィードバックを踏まえながら、ウェブサイトのデザイン改修、コンテンツの修正・拡張、そして新規コンテンツの追加を実施し、今年3月にリニューアルオープンしました。